文章を書く時、つい迷いが出てしまい筆が全く進まない、なんて人にオススメの本です。
特にブログを書く人にはぴったりの内容です。
文章法、というタイトルですが、技法を教えてくれるわけではありません。
では、この本は何を教えてくれるか。
一言でいえば、「心構え」です。
アマチュアの文章書きはつい「ちゃんとした文章を書こう」とか「オリジナルな文で自己表現しよう」と無意識に考えてしまいますが、この姿勢が間違いだというのです。
文章を書く、というのは「読者に対するサービス」なので、読者のことをいつも考えることが最も大切なのです。
※引いた視点でいえば「ありのままの自分を表現した私の文章をたくさんの人に読んでほしい」などと言う人は文章書きに向いてない、と。きつい現実を突き付けられますね。
では、読者にとってサービスとは何かというと、「読んだことによって、その人の何かが変わる」こと。
何かが変わる、ということは読者がそれまで知らなかった体験を与えるといこと。
それには、客観的なデータだけを並べたものでは足りず、書き手のプライベートがうっかりにじみ出てしまうような情熱が必要なのです。
(でも、自己表現を抑えながらも、読者が最大限にサービスするって、バランスがとても難しいんですよね~)
心構え以外にも、ちょいちょい実践的な内容も書かれているんですが、それは実際に読んでほしいです。
とても読みやすく楽しい文章で書かれているので、ちょっとでも興味がわいた方は絶対に読んでみてください。
読んで絶対損はないです。
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