過労死の国・日本に外国人労働者が来るのか。


ふらっと寄った書店で、谷本真由美(May_Roma)さんの『日本が世界一「貧しい」国である件について』がふと目についたので、購入してみました。

この書籍の冒頭では、「日本は物質的には豊かに見えるけど、働きすぎで幸福度は低い」ことが指摘されています。
私の実感としても、この意見には同意できます。

そんな折、ロイターのサイトでこんな記事を発見。

タイトルを意訳すると、「弱い立場の労働者たちの間で過労死が増えている」と言ったところでしょうか。

過労死、は身体的には主に心臓疾患で亡くなる、というパターンと、精神的なストレスで自殺してしまう、というパターンの2つあり、直近4年では29才以下の若者の自殺が増えていて、そのうち4割近くは女性だとのことです。

過労死というと中年サラリーマンのイメージが強いですが、若者たちが自ら死を選ぶという悲しい現実が日本にはあるんですね。

さらにこの記事では、若者たちがそのような働き方をせざるを得ない事情として、正規雇用/非正規雇用の問題と、安すぎる賃金について触れています。

我々はこういった問題をもちろん知ってはいますが、このように海外の英語での記事になってしまっていることで、日本の労働環境は世界に知られることとなっています。

外国人労働者がこのような問題を知って、日本で働こうとするでしょうか。

特に日本のほかにも選択肢があるような優秀な外国人は来るのでしょうか。
(実際、知り合いのIT企業で働いている優秀なミャンマー人エンジニアは、1年経たずにシンガポールへ就職してしまいました。)


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